「発酵食品をいくつか挙げて下さい」と聞かれるとすぐ思いつくもので言えば、例えば納豆やお味噌、ぬか漬けなどでしょうか?お酒が好きな方は日本酒や焼酎なども思い浮かべるかもしれません。いずれにしても、発酵食は日本人にとって切っても切り離せないとても馴染みの深い食べ物ですね。
他にも、お隣の韓国ではキムチが有名ですし、東南アジアにはナンプラーが、欧米ではヨーグルトやチーズなどの乳製品が、またぶどうを発酵させてできるワインは世界中の人を魅了して止まない奥深い発酵飲料の一つでもあります。
このように、日本のみならず世界中を見渡してみれば数限りない発酵食品があって、はるか昔から(一説では石器時代から発酵食品は存在していたとも!)人種国境を超えて私たち人類の豊かな食生活を支えてくれる大変ありがたい物と言えるでしょう。
さて、その発酵食品がどのようにしてできるのか、という最初に思い浮かびそうな最大の疑問ですが、実は詳細はあまりよくわかっていない、というのが実情です。発酵という過程において「微生物」という地球上の生きものが関わっていることは、なんとなくでもわかる方もいらっしゃいますが、そもそも目には見えない微生物の存在が明確になったのはまだ比較的近代の話ですし、彼らの働きと発酵食品の未知なる関連性を解明しようとして、世界中の研究者や専門家たちが日夜いろんな角度から議論や研究を繰り広げながら探求し続けている真っ最中なのです。
それで言えば、わかっていることはとてもシンプルで、発酵食品とは、地球上に存在する様々な種類の膨大な数の微生物がわんさか集まって連携し、生命活動を繰り広げる過程で有機物(原料)が分解され成分や栄養分が変化し、人類にとってなぜかおいしい食べ物がある意味勝手に「できてしまう」ということです。微生物の世界にはもちろんレシピや製造工程などは存在しませんが、そういった「何かをおいしく作ってやろう」という意図さえも持たなくても、ただ彼らが「生きて命を全うする」だけで周りを豊かに幸せにしてしまう、一番自然で一切無駄のない「微小な生命の日々の営み」「有機物循環システム」が発酵の仕組みなのです。それはまさに「地球の奇跡」「完全なる宇宙の采配=愛」そのものだと言っても過言ではないと思います。
前置きが長くなりましたが、その奇跡的な微生物からの恩恵を上手く活かして私たちの食生活の中に取り入れたものが「酵素玄米」です。日本人にとってお米は長年食べ繋いできた付き合いの長い大切な主食ですが、昨今では玄米食の家庭はそれほど多くなく、大多数が食べやすく炊きやすい白米食がメインとなってしまいました。そしてこれまではその主食を発酵させて毎日おいしくいただくという食習慣はありませんでしたが、平成の時代に入り地球の状況や人類の食文化があまりよくない方へと変化するにつれて、これまでとは周波数の異なった微生物と波調が調和する食べ方が求められるようになり、玄米を発酵させることで、毎回の食事を手軽に栄養価の高い発酵食に変換することができるように変わってきました。しかも酵素玄米は一般家庭でも簡単に作ることができて、老若男女どなたでも受け入れられ食べ続けていきやすい、本当に不思議でとても素晴らしい食べ物なのです。これは、昔ながらの発酵食品をさらに現代風に進化させ、身近な主食として私たちの食卓のメインに登場させることができた唯一無二の食べ物であり「食の革命」とも言えるものです。今の時代背景を鑑みて、これほどの貴重な食べ物が日本で誕生し広まりつつあることを、私たちは敏感にその意味をキャッチし、まずは身近な日々の食を整えてその全く新しい周波数(振動=バイブレーション)をただ素直に受け入れいくことが、これからの時代に即した生き方にシフトチェンジする上でますます大切になっていくことは間違いないでしょうね。
発酵食品を日常的に継続して摂ることがどれほど大切なことか、そして私たちの体や生活にどのような変化をもたらすのか、というお話しは次回のお楽しみにとっておいて、今回はここら辺で、またお会いしましょう。
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